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「デザイン マネジメント」という2000年代から注目されている言葉を耳にしたことがありますか!?

「デザイン」は、服のデザイン、車のデザイン、カフェの内装デザイン、ロゴ、広告、グラフィックなど、一般的に意匠や形態といった、視覚的な表現で伝えることを目的とした意味で「デザイン」使っている人の方が多いと思われます。

「マネジメント」は近年「もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)」ブームで詳しい方が多いと思いますが、一般的には資源や人的資本、資産、時間、リスクを把握・管理することで効果を最大化する手法のことを指します。

では、「デザイン マネジメント」とは!?

和歌山大学の 佐渡山 氏によると、『「デザイン マネジメント」とは、デザインの創造性を生み出す環境づくり、マーケティングを通してユーザーの価値観、好みを継続的に把握するシステムづくりなど、人・物・金・情報・時間を最大限に活かし、経済効果を上げる諸活動である』とされています。

簡単に言い換えると、デザインを経営の中心に置き、製造からマーケティング、広報、製品、広告宣伝、販売方法までを統一させる経営手法のひとつです。

「デザイン マネジメント」が注目されている背景

ここ数年前から「デザイン マネジメント」が注目されている背景として、日本の場合、従来、技術や販売方法を中心とした経営手法が一般的でしたが、その経営手法による経済効果が薄れてきたことに、多くの人が気づき始めたことが原因だと考えられます。

戦後日本は、1973年のオイルショックまで、好景気が続きます。高度経済成長期に、多くの企業は、技術を中心とした経営手法が大半を占めていました。つまり、精度の高い技術を用いて、良い製品をリーズナブルに短期間に作ることで利益をあげることができていたと考えられます。技術が企業経営の中心になっています。

バブル崩壊以降の1990年代から今日にかけて、不況の影響で物が売れない=コストを下げて多くの人に買ってもらう経営手法、つまり、販売戦略を中心とした経営手法へと移行されました。
企業同士コスト削減競争に移り、共にすり減ってしまうような経営手法が続いてしまい、だめになってしまった企業も少なくありません。

しかし、そのような不況の中、なぜか売り上げが上がっている企業があります。
なぜ、iphone は売れたのか、アウディ は売り上げを伸ばしているのか、スターバックス はどうしていつも繁盛しているのか?
これらの企業は、コスト削減や効率化に専念してるわけではないのに、業績は伸びています。

業績が上がっている理由の一つとして、アップル、アウディ、スターバックスも「デザイン」を中心においた経営手法(=デザイン マネジメント)を取り入れていることが注目されています。

コスト削減競争が必要とされるような企業はグローバル化により、中国やラオスなどの後進国の企業とも競争しなければなりません。

多国籍企業だけでなく、中小企業でさえ、技術や販売方法を中心とした経営手法から、何らかの問題を解決するために思案するデザインを中心とした経営戦略「デザイン マネジメント」の導入が、これからの企業とって必要不可欠な考え方となりつつあります。

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