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心にとどくキャッチコピーとの出逢い

 

「そろそろ家もちたいよね。。。」

 

そんな妻との些細な会話の中で、とあるパンフレット資料を取りよせました。

 

そしたら・・・

 

このパンフレットが、ひとつひとつ「言葉をつくす」という表現がぴったりな

琴線に触れる素敵なものでした。

 

パンフレットの構成を支えるデザインが、

キャッチコピーがもつ余韻や、 みえない行間の邪魔をしない。

繊細なのに「いい塩梅」で、おしつけがましくない  さりげない。

そんな絶妙なバランス感覚に秀逸なパンフレットでした。

 

一部になりますが、このキャッチコピーをご紹介します。

 

  1.

感性が豊かな人ほど、幸せが大きくなる!?

BESSは、感性絶対性理論。

有名なアインシュタインの相対性理論は、「時間は一定ではなく、相対的である」という物理学の革命的理論。その公式(E=mc2)をヒントにBESSがあみだしたのが、感性絶対性理論、H=ms2という公式です。 

Hは  Happiness(幸福)、mは  money(お金)、sは sense(感性)。

「幸福というものは、持っているお金の大きさに関わらず、感性が豊かであれば大きくなる」というもの。感性を大切に。


  2.

少〜し、原始に帰ろう。

 


  3.

程々。(ほどほど。)

何事も程々が一番だと思います。

程々は適当に妥協するという意味に捉えがちですが、

真意はグッドバランスです。

寸止めの美学とでもいいますか。

突き詰めているんだけれど、やり過ぎは粋じゃない。

そんな日本人的な感覚尺度を大切にしました。

西洋に走りすぎることもなく、

日本の伝統に凝りすぎることもない。

造りすぎず、飾りすぎず。

機能や性能は必要充分で良し。

こころの軸足を日本に置く、

新しい日本人に相応しい木の家。

それが「程々の家」です。


  4.

陰翳礼讃。(いんえいらいさん)

美は物体にあるのではなく、物体と物体との作り出す

陰翳のあや、明暗にあると考える。ー 谷崎 潤一郎

 

ほのかな暗さの中にこそ明かりは映え、

趣はやがて安息をつくりだす。

日本の茶屋は陰翳との調和の中でもっとも美しく振る舞う。

そこで用いられる漆器や陶器もまた然り。

日本人はそもそも陰翳の意味を知り、光と影の使い分けに巧妙でした。

ところがどうでしょう、最近の暮らしは過ぎたる光のためか、

夜なお明るく、いまひとつ趣に欠けているようです。

日々の暮らしでくつろぎや心の安らぎをもたらすものは、

物体そのものではなくそれらが作り出す陰翳にある。

程々の家は、その風雅を知っています。


  5.

用途非限定。

創造力が空間を

定義する。

抱いていた夢や新しい企てを実現させるとき、始めたいことを始められる自由なスペースがほしいと誰もが考えるはずです。

BESS DOMEのテーマは、自分の自由に使える大空間。大規模な施設イメージがあるドームを、使いやすいプライベートサイズに。アトリエや工房、音楽スタジオなどのクリエイティブユースにも、カフェやミニシアター、クラブハウスなど人が集まるスペースにも、もちろんSOHOにも住宅にも。

さぁ、そのエネルギーをこの大空間に放出してください。

 


  6.

常識という重力からの開放。


 

いかがでしたでしょうか。。。

 

 

「文字に宿る感性と技」

 

キャッチコピーは、 しばしば詩的と言われる時代もありました。

 

そ  っ  と  文字をおいていく感覚。。

 

現在は、ホームページを検索にヒットさせるために「SEOライティング」といわれる領域(手法)が主に求められる傾向にあります。

・タイトル見出しに検索で上位にさせたいキーワードをつかう

・いまHOTな流行語をつかう

・Google検索エンジンとの構造上のたたかい  など

 

Googleに検索させることは商売をやるにあたって必要なことかもしれませんが、、、、、

 

もう一つの側面として

文字本来がもつものを大切にしなければ… という危機感もあります。

 

字には魂が宿ります。

 

文字により、私たちは、 優しさ、奥深さ、誠意、鋭さ、力強さなどを届けることもできます。

 

「新しい文化を取り入れながら、文字が持つ力もたいせつにすること」

 

現代(いま)、、、、

 

手っ取り早いから ついつい便利につかってしまう

定義がさだまらない  ひとり歩きしているキーワード(ことばたち/共通言語の幻)や、

知と感に重きをおかない「合理性」という思考なきワード(ことば)を重視しがちな時代に、

 

このような伝えることに真摯なパンフレットを作ることに、価値を抱いている企業がたしかに存在していること。

 

それに応えることができる力量と熱量を持つクリエイティブな制作会社があること。

 

とてもうれしかったです。

 

今回のパンフレットを見て

私たち夫婦のちょっと先の未来がワクワクしました。

 

ぜひ、この展示場をみに

 

妻といっしょに  近々出かけてみようとおもいます。

 

 

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