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デザインは素晴らしい可能性を秘めている!

ここで「デザイン」の持つ可能性について考えてみます。

デザインと言うと論理的思考の対極にあるもので、感性によって判断されることが多いことは以前紹介しました。

確かに「デザイン」は直感的に善し悪しを判断します。
デザインが良いことを言語で説明するには一苦労であり、どうしても感想となってしまいます。

しかし、だからこそ論理を越えて人々に感動を与える可能性を持っており、感動から人を動かすこともできます。

デザインで社会的問題を解決した事例

今回は、デザインでスマートに社会的な問題を解決した事例を紹介します。

2013年にクラウドファンディングサービスサイト、KICKSTARTERにてプロジェクト化されたMine Kafonというものをご存じですか!?

Mine-Kafon-photo
https://www.kickstarter.com/projects/massoudhassani/mine-kafon

Mine Kafonとは砂漠を転がりながら、地雷を除去する装置です。
アフガニスタン出身のデザイナーが、道路の上を転がる回転草の自然の動きからイメージして作成した装置で、Mine Kafon1つで3,4基の地雷を除去できるものだそうです。
動画を見ていただけると、簡単に理解できます。

動力は砂漠に吹く風を利用し、材料もプラスチックと竹を使うことでリーズナブルなものに仕上がっています。

そして何より人間が地雷のそばに行く必要がないため、とても安全です。

Mine KafonはKICKSTARTERで119,456ポンド、日本円で約2000万円ほど集め、世界中のたくさんの人から注目を浴びました。

デザインの力で、社会的な問題の解決への一歩を踏み出したすばらしい事例だと思います。

この事例から、デザインの持つ可能性を挙げてみます。

<ある問題に革命的な解答を生み出す可能性を持っている>

今までの地雷撤去の主流は地面に生えている草を撤去し、金属探知機や犬の嗅覚を用いて地雷の有無を調べる。そして慎重に発掘をして、機会で爆破処理をする工程が必要でした。

もちろん人が関わらなければならず、撤去中に地雷によって手足を失ってしまう方もいるそうです。
使用できる場所にある程度の制限はありますが、Mine Kafonまさに地雷撤去にイノベーションを起こしたといえます。

<言語の壁を越えて世界中の人に理解してもらえる可能性を持っている>
デザインはそもそも非言語のコミュニケーションツールとして利用されています。
専門的な言葉では「アフォーダンス」と言います。
「アフォーダンス」とは、形態だけでどのように使用すればいいのかを直感的にわかるようにデザインすることです。
例えば、水道の蛇口や車のハンドル、フォークなど、説明書がなくても利用できるものです。

<論理を越えてたくさんの人々の感性を刺激する>
今回の事例ではインターネットで資金を集めることに成功しています。
もちろん、アフガニスタンのデザイナーが訴える姿勢が、たくさんの人の感性を刺激したことはいうまでもありませんが、それに加えて、デザインが良かったこともたくさんの人から資金を集めることに成功した理由だと考えます。

このように「デザイン」は、世界的な社会の問題すらも解決してしまう可能性を秘めているのです。

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