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「あなたの中の美意識と向き合う」

みなさんはどれくらい美に関心があるでしょうか。そもそも、何を持って美しいと感じるのでしょうか。美女を見たときに息を飲む人もいます。登山家は達成感とともに頂上の景色を美しいと思うでしょう。

ここまでは視覚的な美ですね。どんな風に感じるかはその人の価値観なので、こうだと断定できません。けれども、視覚的な美意識以外にも美しく、価値あるものはたくさんあります。

では視覚に頼らない美とはどういったものなのでしょうか。

 

・へレン・ケラーは視覚、聴覚障害者であった

少し視覚のない世界の話をします。ヘレン・ケラーは目が見えない、耳が聞こえないということで有名です。それ以上に有名なのはそこから言葉を喋り、記憶力も良かったところに頭の良さを感じられるところです。

これはヘレン・ケラーの努力だけではなく、サリバン先生の教育の凄さも無視できないところです。 実はヘレン・ケラーは元から目が見えない、耳が聞こえない状態ではなかったのです。彼女がそうなったのは2歳ごろに高熱を出したことがきっかけです。それまでは視覚・聴覚ともに問題ありませんでした。

普通は手話を扱うようですが、指文字の方がヘレンは覚えがいいということを確信していたサリバン先生は指文字で文字を教えます。 上達が早かったのですが、ある日コップの水について先生と喧嘩をしてしまうのです。 その内容は、水の認識が異なったからです。最終的には先生はヘレンに流れる水を触らせてウォーターと教えました。そのときヘレンは初めて水を認知したのです。

一つのものを一方でしか見ていないと、わからないことはたくさんあります。このときヘレンが使った感覚は「触覚」ですね。

 

・五感で感じ取るもの

視覚以外の美について考えて見ます。個人的に目をつむっていても美しいなと感じるものは「におい」ですね。嗅覚です。 最近はディフューザーが多く売られていたり、アロマテラピーの教室があったり、価値あるものとして認知されています。花の匂いや果物のにおいを感じると、とても精神的に安定します。

においから何を連想するでしょうか。すぐに何の花かわかる人もいますね。例えば想像して見て下さい。あなたはラベンダー畑に来ていると。そしてラベンダーのアロマを嗅ぐととても気分がいいものです。まるでラベンダー畑のそばを散歩しているようです。

また、聴覚で美しいと感じるものもあります。例を挙げると、クラシックを聴く人も多いですね。クラシックではないけれど、パッヘルベルのカノンはとても音色が美しく、安らぎを与えてくれます。 このように視覚以外にも美しいと感じるものはたくさんあるでしょう。あなたの価値観に問いかけてみましょう。

 

・美しさは意識の中にある

美的感覚は人それぞれで優劣のつけられるものではありません。先ほどの例に共通することは美とは自分の感覚に依るものであること、そして想像から作り上げられるものであるということです。

においについてもそうです。実際にラベンダーから抽出されたアロマオイルでなくとも、ラベンダーを連想させるものであればそれでいいということにもなります。 感触についてもそうです。滑らかな流線型を帯びたオブジェに人気があるというのも事実です。

自分が心地よいと思うことを連想、または想像させるものが美しいのかもしれません。

 

・自分の中にある美とは

想像(創造)の美意識という言葉から思い浮かぶものが一つあります。ピグマリオン神話という昔話があります。これは、銅像に恋した王様が懇願していると、その像が人間の女性になるという話です。美意識は強く望めば望むほど現実により実体化した形で現れます。

四季折々の風に揺れて木々のこすれる音、樹皮や下草、土のにおいをかぎながら深呼吸してみたり、森の中で座って目を閉じ、やわらかい光を浴びながら鳥のさえずりに耳を澄ませたり、自分の「感覚」が喜ぶことを探してみてください。

あなたの中の「美」はどんなものに惹かれるでしょうか。

 

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