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デザイン思考(デザインシンキング)でまちづくり支援

今回は、神奈川県鎌倉市に存在する、地域密着型のクラウドファンディングサービス「iikuni」(http://iikuni-kamakura.jp)についてご紹介します。

「iikuni」とは鎌倉のまちづくりや起業、NPO活動の資金集めに特化したクラウドファンディングです。

鎌倉にこんなイベントがあったらいいな、こんな企業ができたらもっとおもしろい町になるのに、というアイデアを実行する手助けになるようにと立ち上げられたサービスです。

ご存じの方が多いと思いますが、鎌倉市は日本でもトップのNPO団体数、ボランティア団体数をもつ町です。

理由として、昭和の高度経済成長期に鎌倉の自然が破壊されそうになった際に、当時鎌倉に住んでいた川端康成や、大仏次郎といった有名な作家達が中心となり、開発反対運動を起こしました。
そして、活動を始めてから数年で開発されそうになった山を買い取り、開発を中断させてしまいました。(ナショナルトラスト運動といいます。日本で初めて成功した事例です。)その後、国会で古都保存法が可決され、開発から鎌倉を守りました。

鎌倉にはこのような活動が背景にあり、鎌倉を愛する人が多く町のために活動する人がたくさんいます。
しかし、年齢は高齢化しており、若い人にもっと協力してほしいという問題があったと考えられます。

そこで、鎌倉のIT会社が中心となってできた任意団体「カマコンバレー」は、日頃お世話になっている鎌倉への恩返しようと集まった有志達でこの「iikuni」のサービスを開始しました。

鎌倉では若い人にNPO活動やまちのイベントに参加してもらいたい、一緒に盛り上げてもらいたいという問題から出発しています。

通常だったらどうすればNPO活動やイベントに参加してもらえるかと考えてしまいます。

しかし「カマコンバレー」は違いました。

アイデアが行動(アクション)に変わる!

町鎌倉の海の景色

新しく鎌倉に移住してきた人にも、住んでいる人と同じように鎌倉をもっとこうすれば良くなるのにというアイデアを持っていることに気がつきました。

そこで、アイデアから行動への変換(アクションへの推進)= 誰でも参加することができる ⇒ 想いをカタチに変えることができるサービス「iikuni」を立ち上げました。

「カマコンバレー」は、どうすれば若い人たちにNPO活動やイベントに興味を持ってもらえるか、どのように若い人たちを鎌倉のまちづくりに参加してもらうかという問題設定をしていると考えられます。

その結果、若い人たちにNPO活動やイベントに参加してもらうのではなく、若い人たちのプロジェクトを一緒に作っていくという方向に変わりました。

どのような活動をしているのかは、サイトを見てもらうと早いと思います。

ここでも「デザイン思考(デザインシンキング)」が働いています。
顧客を観察し共感する → 真の問題を設定する → アイデアを創造・選択する→プロトタイプを制作 → テストする→デモを作成する

このように、まちづくりの支援が立派なローカルビジネスとして成功しています。

 

鎌倉から世界へ!カマコンバレーと地域特化型クラウドファンディング「iikuni」サイト  http://iikuni-kamakura.jp/

カマコンバレーが運営する鎌倉市限定クラウドファンディングサービス「iikuni」

カマコンバレーが運営する鎌倉市限定クラウドファンディングサービス「iikuni」

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