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町おこし、地域の中で活きるデザイン力
「魅力溢れる町おこし、デザインを応用した集客力とは?」
最近地域活性化という意味で地域おこしが盛んに行われています。地域で開かれるお祭りもそうですし、その土地の特産品を売るのも地域おこしに繫がります。他地域の人にも魅力的に映る、住みたい!と思わせるようには色々と工夫が必要なようです。
今回は、地域おこしでも使えるデザインの応用について紹介します。
・地域の特産PR
町おこしの仕方はその地域によって異なります。イベントで観光客を集めたり、農業や漁業が盛んな地域では食品をメインに特産物を作ったりと様々です。
特産物など何か商品をアピールする場合には何に気をつければいいでしょうか。イベントで集客力を上げるためにはどのようなポスターをデザインすればいいでしょうか。知ってもらう、興味を持ってもらうというだけでもデザインは活かされていくのです。
イベントの設営についても、模擬店のレイアウトについても、そして商品パッケージのイメージについてもデザインが活かされています。数年前からゆるキャラがたくさん起用されていますが、これも地域の強みやアピールポイントがわかるように全てデザインされています。
熊本のくまモンや今治のバリィさんも全国的に人気のあるゆるキャラになっていますね。
・デザインの役割
ただ魅力あるもの、という役割からそれにプラスして人の目を惹き、機能性がある、理解されやすいものであるなどその役割は大きくなっています。
地域のPRとしてのデザインの役割を考えてみましょう。例えば漁業の盛んな地域ではそれにちなんだ郷土料理もあります。観光客にとっては目玉商品でもあるでしょう。連休を利用して地域では魚の解体ショーが行われているところもあります。
こういったイベントの集客量を上げるためにはターゲットを絞る必要があります。漁業の解体ショーは女友達で、複数人で参加するには少々ハードルが高いでしょう。こういった参加型のイベントなどは主に小さい子供のいる家族向けのイベントです。家族旅行で訪れている人も参加できるイベントであればポスターやネットのチラシにそのようなことを記載しておく必要があります。
「小さいお子さんと一緒に!」「魚の試食も、模擬店もあり!」など興味を惹くようなキャッチコピーを考える必要もあります。そして漁業イベントであれば海をイメージしやすい青色をメインにチラシを作成するでしょう。また、食欲をそそる色としては青なので火を通した後の鯛などをイメージデザインとして起用するなどの工夫も効果的です。
・魅せ方による集客力アップ
ここで魅せ方と言いましたが、この魅せ方は様々です。先ほどはポスターのデザインについて述べました。少し足すと、文字の魅せ方もまた工夫が必要です。親しみを持ちやすいフォントを使う。通常の横に配列させた文字ではなく、斜めにイベントタイトルを書いてみたり、洒落を盛り込むなら今回のような漁業イベントで鯛がメインである場合。「行ってみ鯛!」「食べてみ鯛!」「見てみ鯛!」というようにキャッチコピーをつけるのもいいでしょう。
家族イベントの場合は、特に子供メインの場合は子供が興味を持ってくれるデザインが必要です。
また、設営の模擬店テントのレイアウトについてもエリアの周囲を囲うように模擬店を設置し、中心部分はライブやイベント用に使う、そして中心を囲うように休憩用スペースを設けるなどの工夫も必要です。
魅力的だし、立ち往生しないだろう、混んでいても大丈夫というイメージを持ってもらうことも工夫の一つです。
・地域の財政難にも一役買う
最近では職を求めて都会に人が集中していますね。田舎から人口流出が起きてしまい、中々若い人が定着しにくくなりました。確かに都会に比べると職のバラエティは乏しいでしょうね。けれども、逆に脱サラして飲食店を田舎で始める人もいるようです。時代も変わりつつあるので今までこうだったからということが今の人には響きにくいという問題点もあります。
地域を魅力的に思ってもらうためにも、デザインの力はこれからさらに求められるものでしょう。
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2017年 9月 26日トラックバック:【町おこし、地域の中で活きるデザイン力】
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