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新年、あけましておめでとうございます。
昨年は格別のお引立てを賜り厚く御礼申し上げます。
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

昨年の暮れ12月22日(金)に日刊工業新聞社さんにて「デザインマネジメント 中級編 セミナー」に登壇させていただきました。

このセミナーの中で「事物の螺旋的発展」と「歴史上の人物から今を考察する」という視点でお話させていただいた箇所があります。私はこれからの時代の推移において、物質主義・経済至上主義で疎外されてきたもの、忘れ去られたものが、振り子の原理のように新たな人間性=ヒューマニズムの回復の時代 (美意識の復権をかけた取り組み)へと、価値観を呼び戻していくと考えています。

※詳しくは後日、デザインマネジメントセミナー(12月開催/入門編・中級編)のご報告記事を書きますので少々お待ちください。

 

今年1本目の記事は、歴史上の人物の名言をまとめてみました。

~偉人が残した名言集~

名言を聞くと、心が揺すぶられたり、時には泣いたり…感動したり、色々な感情が涌き出てきます。
そんな名言を歴代偉人の半生と共にご紹介いたします。

 

・Auguste Rodinオーギュスト・ロダン

1840年11月12日~1917年11月17日

19世紀を代表するフランスの彫刻家

主な作品は「考える人」や「地獄の門」

<半生>

パリの労働者階級で生まれたオーギュスト・ロダンは美術の専門教育を受けず、青年期に入るとほぼ独学で彫刻を学びます。
14歳の時に小さな工芸学校と呼ばれていたプティット・エコール入学しますが、17歳で退校します。その後フランスの国立高等美術学校であるエコール・ボザールを受験しますが、結果は不合格でした。入学を諦めたオーギュスト・ロダンは、室内装飾の職人として働きます。

<名言>

Nothing is a waste of time if you use the experience wisely.

(日本語訳) 

経験を賢く生かすなら、何事も無駄ではない。

 

To the artist there is never anything ugly in nature.

(日本語訳) 

芸術家にとって、自然の中で醜いものは何もない。

 

True artists are almost the only men who do their work for pleasure.

(日本語訳) 

真の芸術家とは、喜びのために仕事をする唯一といってよい人達だ。

 

 

・Pablo Picassoパブロ・ピカソ

1881年10月25日~1973年4月8日

スペインに生まれた後に、フランスで制作活動をし続けた。

最も多作な美術家であるとギネスブックに登録されている。

<半生>

父は工芸学校美術教師でした。
バルセロナに移住すると美術学校に入学し1ヶ月の猶予のある入学製作を1日で完成させました。
※初期の作品はバルセロナのラ・プラタ通りのアトリエでピカソは描きました。彼の死後、作品は美術館で貯蔵されてる他、さまざまなオークション等で高値で落札されています。

<名言>

My mother said to me, ‘If you are a soldier, you will become a general. If you are a monk, you will become the Pope.’ Instead, I was a painter, and became Picasso.

(日本語訳) 

昔に母は私にこう言った。あなたが軍人になれば、将軍となるでしょう。修道士になれば、法王となるでしょう。そして私は画家となり、ピカソとなった。

 

Everything you can imagine is real.

(日本語訳) 

想像できることは、すべて現実である。

 

I am always doing that which I can not do, in order that I may learn how to do it.

(日本語訳) 

私はいつも自分のできないことをしている。そのようにすれば、そのやり方を学べるからである。

 

 

・Andy Warhol (アンディ・ウォーホル)

1928年8月6日~1987年2月22日

アメリカの画家 兼 版画家 兼 芸術家でありポップアートの先導者である
ロックバンドのプロデュースや映画制作等も手掛けた。

<半生>

アンディ・ウォーホルは肌が白く日光アレルギーであった為、赤い鼻をしていたそうです。父が亡くなった後に母親一人に育てられ、アルバイトをしながら地元の高校通い、カーネギー工科大学で広告美術を学び、大学を卒業しました。

<名言>

I’ve never met a person I couldn’t call a beauty.

(日本語訳) 

美しくない人なんて、僕は出会ったことがない。

 

Think rich, look poor.

(日本語訳) 

考えは豊かに、見た目は貧しく。

 

In the future everyone will be world-famous for 15 minutes.

(日本語訳) 

みんなが15分間なら有名人になれる。いずれそんな時代が来るであろう。

 

I never think that people die. They just go to department stores.

(日本語訳) 

人が死ぬなんて思えない。少しの間、デパートに行くだけであろう。

 

 

・岡本 太郎 (おかもと たろう)

1911年2月26日~1996年1月7日

日本の芸術家

「芸術は爆発だ」という言葉で知られている。また、1950年代からは雑誌やテレビ等にも出演した。

<半生>

朝日新聞で有名だった父を持つが、父が収入のほとんどを付き合いの為に使っていってしまったので家の電気が止められてしまったという逸話があります。
また、母親は大地主の長女であったが子育てには向いいない人物だったようです。
幼い時に母親の創作活動の邪魔をして、帯でタンスにくくりつけられたというエピソードがあり、
小学校の転編入を繰り返し、慶応義塾幼稚舎に入学し慶応義塾普通部を卒業。
画家になることを迷いますが、東京美術大学へと進学します。

<名言>

壁は自分自身だ。

 

誰のために創るんだろう。考えたことあるか。自分のために?そんなの甘っちょろいよ。植木づくりでもやるんならそれでいいんだ。金のために?だったら創るより早いやり方がいくらでもあるだろう。

 

いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。

 

友達に好かれようなどと思わず、友達から孤立してもいいと腹をきめて、自分を貫いていけば、本当の意味でみんなに喜ばれる人間になれる。

 

下手のほうがいいんだ。笑い出すほど不器用だったら、それはかえって楽しいじゃないか。

 

 

・Leonardo da Vinci (レオナルド・ダ・ヴィンチ)

1452年4月15日~1519年5月2日

イタリアを代表する芸術家。
絵画から発明までさまざまな分野で実績を残しした。史上最高の画家の一人であり、また人類史上もっとも多才な人とも言われている。

レオナルド・ダ・ヴィンチについては、こちらの記事で詳しく紹介してますのでご覧ください。

<名言>

Anyone who conducts an argument by appealing to authority is not using his intelligence; he is just using his memory.

(日本語訳) 

何かを主張をするのに権威を持ち出す人は全て、知性を使っているのではなく、ただ記憶力を使っているだけである。

 

He who does not punish evil commands that it be done.

(日本語訳) 

悪を罰しない者は、悪をなせと命じているのだ。

 

Just as eating against one’s will is injurious to health, so studying without a liking for it spoils the memory, and it retains nothing it takes in.

(日本語訳) 

食欲がないのに食べても健康に悪いように、やる気がないのに勉強しても記憶力が損なわれ、記憶したことは保存されない。

 

まとめ

今年1本目の記事は「歴史上の人物の名言」をご紹介いたしました。

あなたの琴線に触れる名言はありましたか?

歴史上の人物たちの名言。 偉人たちから学べることは多いです。
名言を聞くことによって感動したり、面白くてついつい笑ってしまったりとさまざまな感情が出てきます。
偉人の生涯、名言で、偉人の生きた時代等も想像することも可能ですので、これらを想像しながら名言を聞くとより深みが出ます。

ヘーゲルの事物の螺旋的発展法則でいう、歴史上の人物から学び「原点回帰してみる」と、新しい視点を得ることができるきっかけになるかもしれませんね….

 

<デザインマネジメント専門ブログの存在価値>
想い(思想)という「愛」を達成(具現化)するためにどうやったらそれが達成されるのか、創意工夫してクリエイティブな経営戦略を練っていくための気づきやあり方、ちょっとしたヒントやきっかけを見つけるために、この「デザイン マネジメント専門ブログ」が存在しています。

引き続き、不定期ではありますが、デザインマネジメントの可能性とデザイン・クリエイティビティの魅力をお伝えしてまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

草野 紀親(くさの のりちか)

 

 

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